歯ぎしり、食いしばり
投稿日:2022年6月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。院長の千田です。
「歯ぎしり」は夜中眠っている時に行う癖としてよく知られています。無意識化でギシギシ、ギリギリと音を立てて歯をすり合わせる行為を指しますが、これが原因で様々な困った症状がおこることがあります。
一般的に人間の噛む力の強さは自分の体重程度と言われていますが、無意識下で歯ぎしりしている時にかかる力は、人によっては何と1トン以上になるといわれています。そのような巨大な力で毎日歯をすり合わせていると、歯や顎に過度の負担がかかり、痛みが出たり、時には歯が割れるといった症状がでたりします。
歯ぎしりや食いしばりは、成人の約70%以上が行っているといわれていますが、それを自覚して対処している人は、まだまだ少ないようです。
歯の詰め物が頻繁にとれてしまう。
虫歯じゃないのに冷たいものが歯にしみる。
歯がすり減って平らになっている。
朝、起きると歯が痛かったり、肩やお口周りの筋肉がこわばっている。
お口の中に骨隆起と呼ばれるコブのようなものがある。
このような症状がある方は歯ぎしりや食いしばりの疑いがあります。当院ではそのような強い力から歯を守るためにマウスピースを装着することをお勧めしています。歯ぎしり用のマウスピースは市販されているものもありますが使い方によっては噛み合わせや歯並びを悪化させてしまう危険性もありますので歯科医院で自分の歯並びにぴったり合ったものを作ったほうが良いです。保険適応の範囲で作成可能ですので、お心当たりの方はご相談ください。
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