親知らず
投稿日:2022年8月20日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。院長の千田です。
親知らずとは、大臼歯の中でも最も後ろに位置する歯であり、最前方の前歯から数えて8番目にあり、第三大臼歯が正式な名称です。
永久歯の中で一番最後に発育し、20~25歳頃に生えるので昔は親と死別してることが多かったことから、この名があるとされます。(その当時の平均寿命は50歳程度)
つまり、文字通り「親が知らない(見ない)歯 = 親知らず」なのですね。
英語で親知らずは”wisdom tooth”と言います。”wisdom”は「知恵」という意味で、知恵のつく年頃に生えてくることに由来します。
日本でも、時に「智歯」や「知恵歯」と呼ばれるのは、同じ由来からですね。
親知らずは、すべての人が生えるわけではなく4人に1人の割合で全くない人もいます。あっても骨の中に、すっかり埋まっていたり、半分だけ顔を出していたり、様々です。
腫れたり痛みが出たり、虫歯になれば抜かなければなりませんが、正常に生えそろって、きちんと噛みあっていれば抜く必要はありません。また、埋まっている状態でも手前の大臼歯を抜かなければならなくなった場合、動かしてその歯の代用歯として使える場合もあります。ネガティブなイメージの親知らずが大活躍してくれる場面もあります。
親知らずについて何かお悩みがありましたら、是非ご相談ください。
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