誤嚥性肺炎とは?
投稿日:2022年8月8日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。歯科衛生士の悦淵です。
みなさんは、誤嚥性肺炎ということばを聞いたことがありますか?
食べ物や飲み物、あるいは唾液などを飲み込むことを嚥下といいます。通常の嚥下であれば、嚥下をすると口から食道を通ってはいっていきます。しかし、嚥下機能が低下すると唾液や食物、胃液などが気管に入ってしまうことがあります。これを誤嚥といいます。その食物や唾液に含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで起きるのが誤嚥性肺炎です。
食べ物を飲み込むときは、喉頭蓋が気管に蓋をして唾液や食べ物が食道に流れ込む仕組みになっています。
しかし、年齢を重ねると嚥下機能・咳反射が低下するため誤嚥を起こしやすいです。
誤嚥性肺炎を起こすのは、高齢の人や、脳梗塞の後遺症やパーキンソン病などの神経疾患をかけている人が多いです。また、口腔内に存在している細菌が原因であることが多いとされており、口腔内が十分清潔に保たれていない場合、肺炎の原因となる細菌がますます繁殖し、発症するリスクがさらに高まります。
つまり、誤嚥性肺炎の予防のためには歯周病のコントールが重要です。
一度、歯科医院を受診し、定期検診を行いましょう。
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