歯という漢字|盛岡KT歯科・矯正歯科

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日本矯正歯科学会認定医/日本口腔外科学会認定医

歯という漢字

投稿日:2022年7月30日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。院長の千田です。

今回は、「歯」の漢字の成り立ちについてお話します。

「歯」の漢字を調べると、もとの字は「齒」。下の部分は、開いた口の中に歯がならんでいる象形文字でした。

これにさらに漢字の音゛シ″という読み方を示す『止』を組み合わせて、「歯」という字が作られたそうです。

歯という漢字は、口の中にあって、物をかむ役目をするものをあらわします。

また、歯を部首にした常用漢字に「齢」という漢字があります。この字は、歳の意味をあらわす「歯」と「レイ」という読み方を示す『令』とが組み合わされています。成長につれて歯がぬけかわり、かけ落ちることから、歳の意をあらわします。

そして、齲(むしば)という漢字は中国は殷の時代に生まれていたとか

歯+禹=齲という足し算式で、禹は九と虫を足した形成文字。「歯に虫がたくさんいる」、といった意味で、19世紀頃まで、歯を食う虫(いわゆる虫歯)は口の中に存在する、と考えられていたそうです。

漢字の成り立ちには、意味があり、面白いですね。

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