キシリトールって?
投稿日:2022年11月30日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。受付の林です。
CMやお店などでよく目にするキシリトール。歯に良いものというイメージがあると思いますが、キシリトールとは何か、どのような効果があるのか、知らない方も多いのでは?今回はキシリトールのお話です。
―キシリトールとは―
キシリトールは糖アルコールという甘味炭水化物で、多くの果物や野菜に含まれており、人間の体の中でも1日に10~15グラムのキシリトールが作られています。普段私たちがガムやタブレットなどで口にするキシリトールは、白樺や樫の木から抽出されるキシランヘミセルロースを原料にして工業的に作られています。自然界にあるキシリトールも、工業的に作られたものも、差はありません。
―虫歯の原因にならない―
キシリトールは糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同じ甘味度を持っていますが、虫歯の原因にはなりません。糖アルコールからは、口の中で歯を溶かすほどの酸は作られないからです。また、キシリトールは甘味が強いため唾液も出やすくなります。“酸をつくらない”こと、“唾液の分泌を促し酸を中和する”ことが、キシリトールが虫歯の原因にならない理由です。
―虫歯を防ぐ―
キシリトールは、虫歯にならないというだけではなく、虫歯を防ぐという効果もあります。キシリトールガムやタブレットを一定期間口内にいれていると、虫歯の原因である歯垢が付きにくくなる、歯の再石灰化を促すなどの効果を発揮します。さらに、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を弱めるはたらきもあります。
歯の健康を守るために大切なのは、毎日の歯磨、規則正しい食生活、歯科医院での定期検診です。キシリトールはこれらに取って代わるものではありませんが、上手に取り入れることで日々のオーラルケアの効果を向上させます。普段のお手入れにキシリトールをプラスして虫歯を予防しましょう。
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