歯の構造
投稿日:2022年9月3日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。院長の千田です。
皆さんは歯が何で出来ているかご存じでしょうか?
「歯」は、一番内側が「歯髄(神経)」、神経の周りを覆う「象牙質」、象牙質の周りを覆う表面部分の「エナメル質」の3層構造になっています。
歯の表層のエナメル質は、ほとんどが主にリン酸カルシウムの一種の「ハイドロキシアパタイト」という無機質からできています。硬さは水晶と同じくらいといわれていて、体の中で一番硬くて丈夫にできているのです。しかし、酸に簡単に溶けてしまうという弱点があります。エナメル質は神経や血管は通っていないから感覚はありません。
内面の象牙質は、約 70%がハイドロキシアパタイトで、その他線維性タンパクのコラーゲンからなり、エナメル質より少し柔らかいものです。さらにその内側の歯髄と呼ばれるところには神経があって、血管も通っています。そのため、虫歯が象牙質に達すると甘いものや冷たいものがしみるようになります。
歯の根元はセメント質という部分で覆われていて、その周りにはものをかんだときの衝撃を和らげる歯根膜があります。この衝撃を和らげる歯根膜のおかげで固い食べ物を負担なく噛み砕くことができるのです。
歯はとても硬く頑丈なものですが、ケアを怠るとすぐに脆くなってしまいます。
毎日の歯磨きや定期的に歯科医院での検診をして、一本一本の歯を大事にしていきましょう!
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